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なるべくシンプルに、なるべくストレスフリーで。

しずかが癌になった:03:ヘロヘロにもほどがある

しずかは片方のおっぱいと脇のリンパ節を取ったけど、まだ足に飛んだのが残っていた。それを触らせてもらうとコリッとした触感だった。

 

残った癌をやっつけるべく始まる抗がん剤の治療について、しずかはいろいろ調べていた。でも調べれば調べるほど不安になって胸がぞわぞわすると連絡してきた。

 

確かに病気がキーワードだと是非が分かれる記述は少なくない。抗がん剤治療が当たり前のように書かれているものもあれば、むしろ不必要だと書いている人もいる。

 

わたしは顔を見ながらもらえる情報集めに変更した。取材先の病院で、医療に強いコピーライターさんに、病院の媒体を扱ってる代理店の営業さんに、友人のアロマテラピストに、かかりつけの鍼灸師さんに……情報は山ほどもらえた。

*当時、快く知恵をくださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

 

ただ、情報を入手すればするほど、迷う!届いた資料を読めば読むほど、難しい!これを全部渡して吟味しなさいというのは、迷子になった森の中で日本地図を渡すようなもの。でも、わたしだって判断するには荷が重すぎる。いや出来ない!……結局そのままバラバラとほぼ全部伝えてしまった。orn

  

・温熱療法

・フコダイン

・高濃度ビタミンC

ホメオパシー

・CCD-17

・免疫細胞療法

・自分の癌を治したという漢方薬

ナチュラルキラーなんとか

・ちょっと変わった癌患者さんの会

……もうあんまり思い出せないのだが、直接聞いたのとネットの情報を合わせるともっと沢山あった。たぶん。

  

その中で鍼灸師さんに教えてもらったちょっと変わった癌患者さんの会〟にしずかは興味をもった。会員のみなさんが癌のプロ(呼び方に語弊があったらごめんなさい)なのだからなんとなく心強い。でも、その時わたしは半信半疑が精一杯だった。

 

 

そうこうしている内に、しずかの抗がん剤治療が始まった。

 

 

何度目かの治療を終えたしずかは見るからにヘロッヘロで、首はわたしの半分くらいの太さになって背丈さえも実際よりぐっと小さく見えた。このままだと癌ではなく抗がん剤の〝治療で死んで〟しまいそうだった。

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▲その頃のしずかイメージ図。絶食し過ぎたびまる子ちゃんのようなヨレ感。

 

 

しずかがヨレてる頃、個別に連絡を取り合っていた友人たち、ひとみ、もとみ、い◎み、くるみの4人でネット上に連絡グループをつくり〝チームしずか〟的なやりとりを始めた。(しずかはこの事をココを読むまで知らないと思う)

 

も:しずかが抗がん剤治療をやめたいらしい。

く:ほんでも転移した癌を放置しといたらかんやろ。

い:明日仕事の帰りにしずかの顔見てくるわ。

ひ:ぁ、あたし気功ができるかもしれん!←出来ることさえ忘れてた人

 

ひとみは時間を見つけては気功を施しに行った。効き目の有無よりダメ元で何でもしたかった。←予想に反して効き目らしきものがあって驚いた(失礼)。

 

わたしが会いに行った時も、治療後数日経ってたのに〝座っておれん〟と横になってすごくしんどそうだった。体力が戻るのを待つしかない。待って待って少し回復した頃に次の治療がやってくる。………。………。どんどん痩せていく。

 

 

ある日しずかが〝ブログというのを書いてみたい〟と言い出した。すぐに用意した。それがキッカケでは無いが、時期的にその頃からしずかの表情がぐっと強くなり、ひとつ何かがふっきれたみたいだった。

 
実際のキッカケとなったであろう〝ちょっと変わった患者さんの会(本当の名前は違います)〟については、しずかと相談してブログに書くか決めたいと思っています。
 


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*タイトル「しずかが癌になった」は、今から年半前に癌を宣告された〝しずか〟と、積年の友人たち今も続いているやりとりの記録です。良い方向に落ち着いて来たので記憶をたどりながら少しづつUPします。

 

*西洋治療・東洋治療の是非や、精神論的なものではありません。癌になった人、大切な人を支える人に、もしかしたら何かヒントになることがあるかもしれない。と、しずかとわたしで相談して書くことにしました。


*一部仮名表記があります。許可をいただいた方は実名です。

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